錯覚について その1

錯覚について学習しました。

~ 認知的不協和理論 ~

実験

1.被験者にトレーの上に物を並べる、ネジを回すなど単調でつまらない作業をしてもらう。

2.作業終了後に実験の終了を告げ、どのような実験であったかを説明する。

3.説明

「予期の実験でした。作業時にどういう予測をしていると効率が上がるかを調べました。
次にこの部屋に別の人が来て同じ作業をしてもらいますが、その人にはさっきの作業がとても面白い作業だと説明してください。もちろん報酬は出しますのでよろしくお願いします。」

4.被験者は次の人に作業の面白さを説明。その後、次の人も作業終了。

5.最後に被験者にさっきの作業の面白さや重要性などを評価してもらう。

:報酬による評価の違い:

行程1→5(作業と評価だけ)の被験者
「作業はつまらなかった。もうやりたくない。」
・課題の面白さ -0.45 (-5 ~ 5)
・再参加希望  -0.62
・科学的重要性 5.60 (10点満点中)

全行程1→2→3→4→5
3のとき1ドルの報酬で次の人に面白かったと嘘をついてもらった被験者
・課題の面白さ 1.35
・再参加希望  1.20
・科学的重要性 6.45

「面白かった、科学的重要性もあった」と錯覚

全行程1→2→3→4→5
3のとき20ドルの報酬で次の人に面白かったと嘘をついてもらった被験者
・課題の面白さ -0.05
・再参加希望  -0.25
・科学的重要性 5.18

嘘の報酬が高いと錯覚が起こっていない

認知的不協和理論

認知要素1→ 知識・信念・態度・行動
認知要素2→ 知識・信念・態度・行動

心の中に矛盾する2つの認知要素が生じると不協和、不快な状態になる。

不協和状態を低減させるよう動機づけられる

物の考え方や魅力、評価の錯覚のもと

:さっきの実験の例:

低報酬(1ドル)で嘘をついた人
・認知要素1→ つまらない
・認知要素2→ 面白いと伝えた

つまらないのに面白いと言っちゃった

不協和状態

この状態は不快だ。低減したい。

認知要素2は変更しようがない。もう言っちゃったもん。

認知要素1なら変更可能

うん。まあそんなにつまらなくなかったかもね。わりと面白かった。

高報酬(20ドル)で嘘をついた人
・認知要素1→ つまらない
・認知要素2→ 面白いと伝えた

つまらないのに面白いと言っちゃったけどいっぱい報酬もらえた!やったー!
嘘ついてごめんね! でもしょうがないんだ!

報酬による正当化

不協和状態が低減される

作業の感想? つまらなかったよ! なにこれ?

:不協和の低減の方法について:

・認知要素1→ タバコが好きだ
・認知要素2→ タバコは健康に悪い

低減戦略1.認知要素の変更 

認知要素1のタバコをやめる

低減戦略2.要素の重要性を減少

認知要素1については「適度に吸えば問題ないだろう」
認知要素2については「タバコが健康に与える影響にも諸説ある。そんなに関係ないかも。」

低減戦略3.協和的な要素の付加

タバコ吸ってても90歳まで生きてる人もいるじゃないか。俺も大丈夫。

∴ このようにして不協和を避け、認知一貫性を求める

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